目次
新入社員研修の目的5選
まずは、新入社員研修の目的について見ていきましょう。
目的①:マインドセット
新入社員研修では、マインドセットが大切です。マインドセットとは、価値観や思考法を確立することで、主に学生から社会人へ移行するための意識改革です。
人間は、一人ひとり考え方や価値観が異なります。今後ともに仕事をしていく仲間として、社会人としての自覚を持ってもらうことは、非常に重要です。
目的②:基本的なビジネスマナー・スキルの習得
新入社員研修では、基本的なビジネスマナーやスキルを習得します。学生時代には習わなかった内容ですが、社会人として必要不可欠です。
また、配属される部署や職種に応じて、必要なスキルを身につけてもらうことも重要です。研修をとおして、自社にふさわしい人材を育成します。
目的③:企業・組織理解
企業や組織には、それぞれカラーがあります。社内ルールや行動指針、就業規則によって醸成され、自社にふさわしい人材を育成するためにはそれらの理解が必要です。
企業や組織について理解してもらうことで、業務への順調なスタートを切ることができます。
目的④:社内での人脈形成
新入社員研修は、コミュニケーションの場でもあります。新入社員研修を行うと、同期を含めて人脈を形成することが可能です。
相互理解を深めて社員同士の信頼関係を築くことができれば、離職率の低下にもつながるでしょう。
目的⑤:リスクヘッジ
新入社員研修の目的のひとつが、リスクヘッジです。具体的には、ハラスメントや情報漏洩などのリスクを知り、実際に起こらないよう防止策を理解してもらいます。
社員全員が快適に働ける社内環境をつくるため、新人社員研修でトラブルを未然に防ぎましょう。
新入社員研修の目標設定ポイント3選
新入社員研修を実施するにあたって、効果検証のために目標を設定することが重要です。ここからは、目標を設定する際のポイントについて解説します。
ポイント①:研修後にどうなってほしいかを考える
研修後にどうなってほしいかを考えると、目標が定まりやすいです。どのようなスキルがあれば良いか、そのスキルを習得するために必要な基礎知識は何かを考えます。
自社に欲しい人材から逆算して考えると良いでしょう。今、どのようなスキルをもった人材が欲しいかを考えることが大切です。
ポイント②:新入社員研修でやるべき内容か考える
新入社員研修でやるべき内容か、検討しましょう。新入社員に習得させたいスキルを挙げるときりがありませんが、新入社員研修の時間には制限があります。
また、あまり内容を詰め込みすぎると、ひとつひとつの研修効果が薄れてしまいます。新入社員研修でやるべき内容、後でやれば良い内容を選別しましょう。
ポイント③:具体的な目標にする
新入社員研修の目標は、具体的にしましょう。目標が抽象的だと、研修内容も抽象的になってしまいます。
例えば、「企業・組織理解をする」ではなく、「企業・組織理解を通して、他社に自社の魅力を伝えられるような人材に成長する」などです。
ほかにも、新入社員研修をより良くできる工夫があります。詳しくは、「新入社員研修の内容を良くする方法は?注意点や助成金制度について」をご覧ください。
新入社員研修の実例4選
実際に行われている新入社員研修の実例を紹介します。
新入社員研修の実施内容で悩んでいる上司や人事の方は、参考にしてください。
実例①:ビジネスマナー講座
ビジネスマナー講座では、ビジネスマンとして必要不可欠なビジネスマナーについて学びます。具体的には、名刺交換の方法や敬語の使い方、適切な身だしなみなどです。
なぜそのマナーが必要なのかまで、伝えることができると良いです。理由が分かると、応用もできます。
実例②:コミュニケーションスキル講座
コミュニケーションスキル講座では、良好な関係を築くためのコミュニケーション方法を学びます。コミュニケーションは誰でもできると思いがちですが、学生と社会人ではコミュニケーションを取る人の年齢層や関係が違います。
学生までは家族や友人など親しい人のコミュニケーションが主です。一方、社会人になると自分より年上の人、初対面の人とうまく関係を築いていく必要があります。
学生時代とは求められるスキルが異なるため、社内外で良好なコミュニケーションを取れるように研修しておくのがおすすめです。
実例③:ハラスメント講座
ハラスメント講座はセクハラやパワハラなど、各種ハラスメントについて学ぶ研修です。ハラスメントは今や、大きな社会問題になっています。
社内でハラスメントが発覚すると、企業イメージの低下や責任追及の可能性があります。無意識の行動でもハラスメントに該当する可能性があり、何がハラスメントになるかを知っていないと、対策ができません。
新入社員研修でハラスメント講座を実施しておけば、年齢が上がってもハラスメントを起こしづらくなります。
実例④:業界・企業理解講座
業界・企業理解講座は、新入社員が今から働く業界や企業について理解するための研修です。
グループワークも取り入れることが多いです。同期同士で信頼関係を築き、コミュニケーションを促進させる効果も期待できます。
外部の新入社員研修を導入する3つのメリット
新入社員研修は自社でも行えますが、外部に委託する選択もあります。ここからは、外部へ研修を依頼するメリットについて紹介します。
メリット①:プロの指導を受けられる
外部の新入社員研修を導入すると、プロの指導が受けられます。
社内で新入社員研修をする場合、技術はあっても指導に関しては知識や経験がない方も多いでしょう。指導する人の技術によって、研修の習熟度は変わります。
指導のプロから研修を受けられると、理解しやすく、習熟度も高くなります。社内に指導経験豊富な社員がいない場合は、検討してみてはいかがでしょうか。
メリット②:社内にはない知識・ノウハウを学べる
外部の新入社員研修を導入すると、社内にはない知識やノウハウを学べます。
社内で新入社員研修を行うと、新たな情報がなく、トレンドを反映し辛いです。一方、外部の新入社員研修はあらゆる企業の研修を行っています。新たな視点や新たな知識を得られるでしょう。
メリット③:社内の負担が減る
外部の新入社員研修を導入すると、社内の負担が減ります。新入社員研修を行うには相当な労力と時間が必要なため、外部に委託する企業も多いです。
社内の負担が減ると、空いた人員や時間をほかの仕事に回せます。新入社員研修に時間と労力をとられて悩んでいるなら、外部の新入社員研修を導入すると解決するかもしれません。
外部の新入社員研修を導入するふたつのデメリット
外部の新入社員研修導入には、デメリットもあります。
デメリット①:コストがかかる
外部に新入社員研修を委託するとコストがかかります。研修自体をお願いするにしても、講師だけを招くにしても、コストがかかるのは避けられません。
ただ、かかるコストに見合うリターンがあります。指導のプロに研修をしてもらうことができ、新たな視点やノウハウも得られるでしょう。
依頼する会社やプランによって、コストは変わります。見積もりを出してもらい、比較検討しましょう。
デメリット②:社内独自の内容は難しい
社内独自の内容を、外部に委託して研修してもらうのは難しいです。外部の研修はビジネスマナーなどの一般的な研修には強いですが、社内独自の理念や風土は社内の人間の方がうまく伝えられるでしょう。
そのため、社内で行う研修と、外部に委託する研修で分けるのがおすすめです。社内独自の内容は社内で研修を行い、一般的なマナーやスキルについては外部に委託するとバランス良く研修できます。
新入社員研修をするならTBLの企業研修が最適
新入社員研修をするには、外部の企業研修導入もひとつの手です。外部の企業研修を導入すると、客観的な視点から新入社員研修ができます。
外部の企業研修なら東京・ビジネス・ラボラトリー(TBL)をご検討ください。TBLでは心理学のメソッドで新入社員研修を行い、部下の指導、育成をサポートします。
新たな視点や最新のノウハウを取り入れたいとお考えなら、ぜひお気軽にご相談ください。
まとめ
新入社員研修は社員教育のため、重要なポイントのひとつです。本記事で新入社員研修の目的やポイントを知ると、より良い新入社員研修になります。
ただ、新入社員研修はコツも多いため、外部の企業研修導入をおすすめします。TBLでは心理学のメソッドで新入社員研修をお手伝いしますので、お気軽にご相談ください。