チームビルディングに効果的なワーク10選!成功のコツも解説

チームビルディングとは、目標を達成するため、メンバーの能力を最大限に引き出せるような環境(チーム)を目指す取り組みです。今回は、チームビルディングに効果的なワークを紹介します。チームビルディングを成功させ、目標達成に向けて一歩進んだ成果を上げたい方はぜひ最後までご覧ください。


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チームビルディングのメリット

まずは、チームビルディングのメリットを詳しく解説します。

チームでのパフォーマンス向上

チームビルディングは、チームのパフォーマンス向上に寄与します。

チームビルディングを通じて、各メンバーの目標や役割分担が明確になることで、メンバーのモチベーションややりがいも向上し、相互作用が活発化するためです。さらに、チームとして共通の目標に向かって協力することで、チーム全体の成果に大きな影響を与えます。

チームメンバーの関係性強化

チームビルディングは、チームメンバー間の関係性を強化し、職場内でのフレンドリーな人間関係やコミュニケーションの円滑化を助けます。

良好な関係性が築かれることで、メンバーは仕事を進める際にお互いの存在を信頼し、積極的に協力し合うことができるようになります。これにより、職場全体の雰囲気も良くなり、メンバーそれぞれが円滑に業務を進められるようになります。

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チームビルディングに効果的なワーク10選

ここでは、実際のチームビルディング活動で効果的とされるワークを10個紹介します。これらのワークを取り入れることで、チームの絆が深まり、仕事の効率化やメンバー間の理解が進むでしょう。

ワーク1|チェックイン

チェックインは、研修や会議の冒頭で参加者が感情や思考を簡単に共有するワークです。各参加者が自分の気持ちを一言で表現することで、チーム内の雰囲気を和らげ、参加者同士の理解が深まります。

例えば「今日はやる気満々」や「少し緊張しているが楽しみ」など、感情を共有することで、グループ内の結束を強化します。

ワーク2|Where I’m from ポエム

Where I’m from ポエムは、参加者が「私は〇〇から来ました」というフォーマットの文章で、自分の価値観や記憶に残っている経験、趣味などに関する思いをポエム形式で表現するワークです。

自分のルーツや個性を共有することにより、メンバー同士の理解が深まり、多様性を尊重する文化が育まれます。また、自分自身はどのような人間なのかという、自己理解の促進にもつながります。

ワーク3|自分史ワーク

自分史ワークは、参加者が自身の過去を振り返り、自分の歴史や経験をチームメンバーと共有するワークです。

これにより、メンバーはお互いの背景や価値観を理解しやすくなり、信頼関係を築く一助となります。

ワーク4|WIND&ANCHOR

WIND&ANCHORは、個人がポジティブになれる行動や環境(WIND)と、逆にネガティブになる行動や環境(ANCHOR)をあげるワークです。

チームメンバーがそれぞれどのような行動や環境を得意としていて、何を苦手としているのかを把握することで、より適切に気遣いながら業務に取り組めるようになります。

ワーク5|ワールドカフェ

ワールドカフェは、カフェでお茶をしているようなリラックスした空間でグループディスカッションを行い、参加者同士の意見交換を促進するワークです。ワールドカフェのポイントは、相手の意見を否定したり、無理に結論を出したりしないことです。

プライベートに近い空間にすることで、チーム全体でのアイデアの共有や問題解決のためのディスカッションや、参加者の意見を深く掘り下げることができるのです。

ワーク6|陽口ワーク

陽口(ひなたぐち)とは、陰口(かげぐち)の反対の意味をもちます。

陽口ワークは、まず、陽口を言われる対象者を決めます。その後、対象者がいないところで、他の参加者が対象者の良いところや、尊敬できる部分などを発表し合います。全員の発表後、その内容を陽口の対象者に伝えるまでが陽口ワークの流れです。

このワークを行うことで、対象者の自己肯定感を上げるだけでなく、雰囲気の向上や人の良いところを見つける習慣が身につくのです。

ワーク7|ジョハリの窓ワーク

ジョハリの窓ワークとは、ジョハリの窓を使って自己認識と他者との相互理解を深めるためのワークです。ジョハリの窓とは、自己評価と他己評価を比べて、一致や不一致を分析する方法のことです。

参加者は自分に対する他者の認識を知ることで、他者との関わり方を考えやすくなります。

ワーク8|おえかきワーク

おえかきワークは、自社のミッションやビジョンを絵に描いて表現します。

絵で表現することで、言葉だけでは理解が難しい概念的な部分を再確認できるワークです。従業員が一丸となり、目指すべき方向性を共有するのに役立てられるでしょう。

ワーク9|ブレインストーミングワーク

ブレインストーミングワークは、メンバー全員が思いついたアイデアを可能な限り出し合うワークです。

2時間で100個以上のアイデアを出すことを目標に進めます。アイデアの制限はないため、質は気にせず思いついたアイデアは発言することがポイントです。

ワーク10|タニモク

タニモクは、4人1組のグループを組み、それぞれ目標を立て合うワークです。目標を立ててもらう対象者は、自分の状況や質疑応答に答えます。その後、それを聞いた他人がその対象者の目標を立てるという流れです。

他人に目標を立ててもらうことで、新たな自分自身の可能性や発見につながります。

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チームビルディングのワークを成功させるコツ

チームビルディングのワークを効果的に実施するためには、いくつかの重要なポイントを押さえておくことが大切です。ここでは、成功させるためのコツを紹介します。

内容は参加人数や求めている効果に応じて考える

チームビルディングのワークでは、参加人数に応じた内容を選ぶことが重要です。

例えば、人数が少ないチームであれば、個々の意見やアイデアを共有しやすいワークを選ぶと効果的です。一方で大規模なチームでは、全員が関与できるような協力型のワークや、グループに分かれて作業を行う形式のワークが適しています。

また、自分たちのチームが何を求めているのかを明確にした上で内容を選定するのも大切です。ワークの目的がチームのコミュニケーション向上なのか、課題解決なのか、それともリーダーシップの強化なのかに応じて最適な内容は異なります。適切に選ぶためにも、各ワークの内容も事前にしっかり把握しておきましょう。

参加しやすい雰囲気づくりを心がける

ワークの進行方法や雰囲気づくりにも配慮し、参加者がリラックスして意見を出しやすく、積極的に関与できる環境をつくることが重要です。

内容が充実していたとしても、過度に堅苦しい雰囲気であれば、参加者は緊張し、期待していたような交流が生まれなくなります。

参加者が自由に意見を交換しやすいオープンでフレンドリーな雰囲気をつくることで、より多くのアイデアが出やすく、チームの絆も深まります。

課題とゴールを参加者に共有する

ワークは参加者が能動的に体験して学びを得る場であり、ただ楽しむだけでは目的達成にはつながりません。メンバーが当事者意識を持って取り組めるように、ワークを行う前に課題とゴールを全員に周知することが重要です。

これにより、ワークを通して何を成し遂げたいのかが明確になり、参加者はより意欲的に取り組めます。

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まとめ

チームのパフォーマンス向上や関係性向上を目指している場合、ワークを通じてチームビルディングに注力するのが効果的です。実施時は、参加人数や求める効果に応じたワークを選び、参加しやすい雰囲気づくりを心がけましょう。

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